芸能

今井雅之「どうしても出たい」と中居正広と最後の共演果たす

 俳優の今井雅之さんが5月28日、大腸がんのため亡くなった。54才だった。

 SMAPの中居正広(42才)は、1996年のドラマ『味いちもんめ2・京都編』(テレビ朝日系)での共演をきっかけに20年近く今井さんと親交を深めてきた。今井さんは、中居にだけは本当の病状を打ち明けていた。

 5月17日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、中居はこう語った。

「去年の秋口ぐらいに、直接、ぼくに電話がかかってきて。実は“もうダメだと思う”って…。食べられないつらさと、睡眠薬がないと寝られないつらさと、毎日筋トレやっていたのに、筋力が全部なくなってしまって、立てなくてそれがやっぱりとにかくつらいと…」

 今井さんにしてみれば、その涙で交わした電話は、覚悟の電話だったに違いない。信頼する中居だからこそ、強気で知られる今井さんも思わず弱音を吐露してしまったのだろう。

 この頃、中居も苦しい時期を過ごしていた。2月19日にがんのために亡くなった父・正志さん(享年79)の闘病生活が続いていたのだ。

「喉頭がん手術を繰り返し、声帯を切除した正志さんは飲まず、食わず、しゃべらずの日々を過ごしていました。80kg近くあった体重も40kg台にまで落ちてしまうなど、それは過酷な闘病生活で…。中居さんはそんな正志さんに付きっきりで看病していたんです」(中居家の知人)

 やせ細っていく父親の姿に、今井さんの姿を重ねたこともあっただろう。中居にとって大切なふたりの命が燃え尽きようとしていた。

 命の限りを悟った今井さんは、中居との最後の思い出をつくるためか、こんな行動を…。

「今井さんは中居さんの番組に“どうしても出たい”と言って、最後の共演を果たしたんです。このとき、すでにゲッソリとやせてしまっていましたけど、今井さんは中居さんといつもの何気ないやりとりをしていて、本当に楽しそうでした」(今井さんの知人)

 以下が、そのやりとり(3月10日放送『中居正広のミになる図書館』・テレビ朝日系)だ。X JAPANのファンだったことを明かした今井さん。そこにはこんなやり取りがあった。

中居「何? 今井雅之、X JAPAN好きなの?」
今井「ゴメンね!」
中居「知らないソレ!」
今井「SMAPじゃなくてゴメンね!」
中居「やかましいわ! 嫉妬しないわ!」

※女性セブン2015年6月18日号

関連記事

トピックス

11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
国仲涼子が語る“46歳の現在地”とは
【朝ドラ『ちゅらさん』から24年】国仲涼子が語る“46歳の現在地”「しわだって、それは増えます」 肩肘張らない考え方ができる転機になった子育てと出会い
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン
インフルエンサーの景井ひなが愛犬を巡り裁判トラブルを抱えていた(Instagramより)
《「愛犬・もち太くん」はどっちの子?》フォロワー1000万人TikToker 景井ひなが”元同居人“と“裁判トラブル”、法廷では「毎日モラハラを受けた」という主張も
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン
千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン