国内

高須院長「地方の露天風呂のまわりはもうドローンだらけ?」

ドローンの悪用を懸念する高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、パートナーの漫画家・西原理恵子さんも交えて、何かと話題のドローンについてお話をうかがいました。

 * * *
──4月に発覚した首相官邸の屋上にドローンが落下していた事件以降、ドローン少年が逮捕されるなど、話題に上がることが多いドローンですが、何らかの形で規制すべきだという意見も出ています。

高須:たしかにテロに使うなら、いちばん対策しにくい道具だもん。遠隔のセキュリティーシステムなんかも建物の敷地内は感知できるけど、上空はまったく無防備なんていうことも多いからね。単純に爆弾を付けたたくさんのドローンが降りてきたら、それだけでとんでもない被害が出せちゃう。ただ、現状ではそこまで重いものを運べるドローンもまだないのかな?

──爆弾を運べるくらいだと、「小型無人飛行機」という括りではなくなってしまうのかもしれないですね。

高須:まあ、大きいドローンは、もうオスプレイだもんな(笑い)。ってことは、いまのところ、ドローンはもうちょっと小規模な使われ方なのかな。それこそノゾキとか。

西原:やっぱり最先端の技術は、真っ先にスケベと犯罪に利用されるものだから。ドローンもそうなると思う。

──高性能なカメラを積んだドローンもありますからね。

高須:昔は夏になると、ビルの屋上で素っ裸になって日光浴なんかを楽しんでいたけど、そういうこともできなくなっちゃうな(笑い)。まあでも、実際問題として規制する必要はあるとは思うよ。ラジコンよりももうちょっと厳しく、普通の飛行機に近いものとして扱うべきだよ。

──ラジコンのように趣味範囲で気軽に楽しめるようなものではない、ということですね。

高須:性能の度合いにもよるんだろうけど、たとえばドローンが簡単に自衛隊の基地の上空に侵入できるような状況はオカシイ。一般の家だって、おかしな人が入ってきたら不法侵入で現行犯逮捕できるんだから、上空への侵入だって同じように規制しないと。

──なるほど。

高須:それこそ自衛隊の基地の上空に無断で入ってきたドローンは、自由に撃ち落とせるようにするべきだね。射撃のいい練習になるしね(笑い)。米軍基地だったら、有無をいわさず撃墜でしょ。

──たしかにそうなってしまうかもしれないです。

高須:米軍基地反対派は、ドローンを飛ばしてデモンストレーションをやってみてもいいじゃないの? 米軍に撃ち落とされたところを見せて「ほらやっぱり危険だ!」って(笑い)。

──とはいってもドローンはそこそこの値段がしますからね…。

高須:そっか。撃ち落とされるためだけにドローンを買うのは、お金がかかりすぎるか(笑い)。でも、「ドローン保険」みたいなものはないのかな? 「購入から1年間は墜落しても保障します」みたいな。

──高性能なドローンならあってもおかしくはないでしょうね。

高須:まあでも、後ろめたいことに使っている人が多そうだからな。

──破損したドローンが落ちているのが発見されても、持ち主が現れないことも多いようですね。

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《凜々しきお姿》成年式に臨まれた悠仁さま 筑波大では「やどかり祭」でご友人とベビーカステラを販売、自転車で構内を移動する充実したキャンパスライフ
NEWSポストセブン
中途採用応募者が急に増えて担当者は困惑(写真提供/イメージマート)
《SNSの偽情報で実害》中途採用に「条件満たさない」応募者が激増した企業、勝手にFラン認定された大学は「少子化の中、学生に来てもらう努力を踏み躙られた」
NEWSポストセブン
趣里(左)の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊(右=Getty Images)
趣里の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊、父と娘の“絶妙な距離感” 周囲が気を揉む水谷監督映画での「初共演」への影響
週刊ポスト
日本復帰2戦目で初勝利を挙げたDeNAの藤浪晋太郎(時事通信フォト)
横浜DeNA・藤浪晋太郎を大事な局面で起用する三浦大輔監督のしたたかな戦略 相手ファンからブーイングを受ける“ヒール”がCSの行方を左右する
週刊ポスト
宮路拓馬・外務副大臣に“高額支出”の謎(時事通信フォト)
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24週分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張
週刊ポスト
15人の大家族「うるしやま家」(公式HPより)
《ビッグダディと何が違う?》フジが深夜23時に“大家族モノ”を異例の6週連続放送 今、15人大家族「うるしやま家」が人気の背景 
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
高校ゴルフ界の名門・沖学園(福岡県博多区)の男子寮で起きた寮長による寮生らへの暴力行為が明らかになった(左上・HPより)
《お前ら今日中に殺すからな》ゴルフの名門・沖学園「解雇寮長の暴力事案」被害生徒の保護者らが告発、写真に残された“蹴り、殴打、首絞め”の傷跡と「仕置き部屋」の存在
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン