芸能

見城徹氏 さだまさしは感情の琴線に触れる50年に一度の天才

 デビューして41年のさまださし(63才)。『秋桜』や『関白宣言』など数限りない代表作を生み出してきたさだまさし。最近では、『天皇の料理番』(TBS系)の主題歌も担当するなど、その人気はとどまることはない。

 さだの魅力とはいったいどんな点だろうか? 幻冬舎社長・見城徹さん(64才)に聞いた。

「テレビの企画でさださんと本を作ることに。本人を好きになれないとぼくは仕事できない。それでCDを買い込み、3日かけて全部聴いたんです。スゴイと思った。こんなに報われない人生を生きる人、誠実な人々の息遣い、足音、ため息をすくい取っている歌はない。そう思ったら涙がポタポタ落ちました。

 名曲は多いけど特に『風に立つライオン』はたまんないよね。彼は50年に1度の天才。喜びと悲しみの琴線にあそこまで触れる人はいないと思う。書くたびにどんどんうまく、感動的になっていく。彼の小説を1回読むとやめられない、中毒になる作家なんだよ。さだまさしは、どんなに忙しくてもゴルフには行く。これが気分転換になってるんだろうね」

 さらに、医師で作家の鎌田寛さん(66才)に聞いた。

「さださんはボランティア精神旺盛な人。誰かのために自分ができることをしたいと言い、実行しています。

 東日本大震災の直後、ぼくが南相馬に支援で入っていることを知ると連絡があり、6月に原町第二中学校(福島県南相馬市)の体育館で、ぼくの講演とさださんのミニコンサートが実現しました。校舎は避難所になっていた頃で、約1000人が集まり、さださんの歌と話にひきつけられた。“泣いて笑って、元気が出た”という人も多く、立ち上がるきっかけになったんです。

 被災に直面した時、“歌手には何もできないなあ”と言っていたのが印象的でしたが、どうしてどうして。泣いて笑ってバランスのいいトークと歌で、皆さんを励まし続けているんです」

※女性セブン2015年7月16日号

関連記事

トピックス

高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン