かつては浅ヤンなどバラエティーで大活躍


ルー:そう。今のマネジャーと一緒に仕事を始めた頃、若手と同じ楽屋になったことがあったんです。今までそういうことがなかったから、「どういうことだ」とマネジャーに言ったら、「今のルーさんの立場はこんなもんです。1人部屋になるように、もう1回努力しないといけません。頑張りましょう!」と言ってくれたんです。グサッときたけど、そうなのかって。井の中の蛙オーシャンを知らず、ってあるじゃないですか。こういう職業をやっていると、ちょっと生ぬるいところがあったりしたんだろうけど、これが現実なんだと。

 それからは、見た目もベリーインポータント(とても重要)だから、スタイリストを頼むのをやめて、自分たちでファッションを勉強しています。今日の服装も、自分で決めました。軽装ですけどね。

――テレビに出はじめの、『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)の頃は、脱いだりもしていたのに。

ルー:昔は、藁にもすがる思いでしたから。まずルー大柴を覚えてもらおうという。だから公園で海パンになったりして。江頭 2:50の前にやっていたんだけど、誰も知らないよね(笑い)。

――最初のブレイクのきっかけは、関根勤さんのラジオのお誘いからですよね。

ルー:これも奇跡なんですけどね。私がまだ芸能活動では食べていけなくて、モデルのようなものをしながら、業界に配るパンフレットを作ったんです。そうしたら、関根勤さんがそのパンフレットを見つけて、小堺一機さんと一緒にやっているラジオ番組に持っていった。私の、あまりにもひどい写真が載っていて、小堺さんは椅子から落っこちるほど笑ったんですね。

 そこから関根・小堺を笑わせるルーというのは誰だと、リスナーからハガキがいっぱいきたんです。それでラジオに出演しないかと、関根さんから電話があったんですね。「1回だけ、俺が責任取るから」って。それで出演したら、プロデューサーたちの目にとまって、深夜テレビの仕事が増えて、『EXテレビ』(日本テレビ系)に抜擢されてやるようになったんです。あの時声をかけられなかったら、今の私はいなかったかもしれませんね。

【ルー大柴】
1954年1月14日生まれ。東京都出身。高校卒業後、欧米をヒッチハイクで放浪。帰国後、俳優を志す。長い下積みを経て、1990年代前半に独特の濃いキャラクターでバラエティーでブレイク。一時期露出が減っていたが、2007年にブログのルー語が女子高生の間で話題になったのをきっかけに、再ブレイクを果たした。現在は俳優やタレント活動のほか、ノーベル平和賞を受賞した環境活動家ワンガリ・マータイが提唱したMOTTAINAIプロジェクトに賛同し、ボランティアや講演を行うなど、活躍の場が広がっている。山野美容芸術短期大学客員教授、遠州流茶道師範でもある。

撮影■田中麻以

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