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2015.09.29 11:00  女性セブン

第三次おひとりさまブーム 若い世代中心に一人ディズニーも

「おひとりさま」とは、ジャーナリストの故・岩下久美子さんが2001年に同名の著書で初めて紹介した用語であり、「『個』の確立ができている大人の女性」「自他共生していくための、ひとつの知恵」「通常は、1人客に対する呼称」などと定義される。グループ行動を取りがちな女性がひとりで飲食店などを訪問し、食事や娯楽などを楽しむことを「個性」ととらえてエールを送る用語だった。

 それから14年あまり。女性のライフスタイルに詳しいマーケティングライターの牛窪恵さんは、「現在は第三次おひとりさまブーム」と話す。

 牛窪さんによると、第一次おひとりさまブームは2000年代半ば。バブルの真っ只中に青春時代を送り、男女雇用機会均等法が浸透した職場でバリバリ働くキャリア女性が、高級ホテルの「ひとりエステ」や寿司店のカウンターの「ひとり握り」などを贅沢に楽しむことにステータスを見出していた。

 第二次ブームは2000年代後半~2010年代初頭。先行するバブル世代と違い、無印良品やユニクロで育った団塊ジュニア世代の「シンプル族」が、近所のカフェや岩盤浴場で安くカジュアルに過ごすことがブームとなった。

 そして2012年頃から続くのが現在の第三次ブームだ。

「今のブームは18才~20代後半の若い世代が中心です。この世代はひとりで過ごす時間が以前のブームより短く、20~30分のスキマ時間を上手に活用しておひとりさまを楽しんでいます」(牛窪さん)

 第三次ブームの特徴は、スマートフォンやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を駆使することだ。

「この世代はひとりっ子が多いうえ、小さい頃からキッズ携帯やインターネットが家にあり、ひとりで遊ぶのが当たり前。少しでも時間が空いたらスマホで『ひとりカラオケ 渋谷』などと検索し、手軽に場所を見つけて短時間だけ楽しむ。その間もスマホやSNSを駆使して友達などとコミュニケートし、“ひとりなのにつながっている”ことも特徴です」(牛窪さん)

 第一次~現在までのブームを経ておひとりさまが浸透したことと、スマホの検索が簡単になったことが重なり、1 人用サービスは拡大の一途だ。「ひとり花火」「ひとりディズニーランド」をする人まで現れ、「ひとり飯」はもはや定番となっている。

 芸能界でも「ひとり飯」を公言する女優は多く、いずれも好感度がすこぶる高い。たとえば吉高由里子(27才)は「ひとり焼き鳥」の様子をツイッターで披露。「ひとり焼き肉」「ひとり居酒屋」もお手のモノだ。

 堀北真希(26才)は「ひとり牛丼」派。バラエティー番組では「中ごはんとお肉のセットが大好き」「キムチをのせることもある」と明かし、朝ドラ出身女優の普通すぎる素顔が話題になった。

 他にも桐谷美玲(25才)、相武紗季(30才)など挙げたらキリがない。

 ひとり飯はドラマでもすっかりおなじみだ。『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)では綾瀬はるか(30才)が恋愛を放棄した“干物女”を、『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系)では篠原涼子(42才)がオス化した“オヤジ女子”を演じ、女性たちの共感を呼んだ。

※女性セブン2015年10月8日号

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