芸能

アンジー、アグネス、邦子、希林… 乳がんと闘った女性たち

乳がんで右乳房摘出手術を受けた北斗晶

 健康そのものの北斗晶(48才)が、ブログで6366字の衝撃の告白を、病床から綴ったのが9月23日。乳がんに侵され、右乳房摘出手術を受ける前日のこと。

 七夕の夜に胸の細胞からがんの陽性反応があり、セカンドオピニオンでも乳がんは陽性。それから彼女の葛藤が始まった。「元気な埼玉のおばちゃんだから仕事があるのに…」と病気のことを秘密にしようと考えたが、主治医に「胸の事より今は5年先、10年先を生きることを考えましょう」といわれ、「私だからこそみんなが乳がんの話に耳を傾けてくれるかもしれない」と公表を決意する。そして手術は、無事終了した。これから北斗の長い闘病生活が始まるが、家族の支えでその日々を乗り越えてくれることを信じたい。

 女性の12人に1人は罹るといわれる乳がん。有名人の中でも、乳がんと闘った女性は少なくない。

 たとえば母が乳がんにかかり、10年近く闘病生活を送った末に逝去した過去を持つアンジェリーナ・ジョリー(40才)。変形遺伝子の検査を受け、将来乳がんになる可能性は87%と知らされ、予防のため2013年2月、両乳房の切除手術を受けた。精密検査の結果、病巣はなく乳首・乳房を温存できることが判明。3か月、4回の手術でインプラントを詰め込む乳房再建手術も完了。当時まだ結婚はせずパートナーだったブラッド・ピット(51)がずっと病室につき添っていた。

 山田邦子(55才)は、がんを発症しやすい家系に生まれたのだという。自分で触診をしていたときにシコリを感じ、乳がんの検査を受けたところ2007年に3つのがん細胞が見つかった。2度の摘出手術の後、ホルモン治療を続けた結果、5年後に乳がんを克服。乳がんの早期発見、早期治療を呼びかけている。

 樹木希林(72才)は、2005年に乳がんの切除をしたが、2年後くらいから数か所に転移。医師から、“全身がん”と説明され、ピンポイントで放射線治療をしている。死への覚悟は常にあるそうで、「孫の声の聞こえるところで死にたい」と娘婿の本木雅弘(49才)に伝えてある、とテレビ番組で明かした。

 2007年、体内の粘液の中にがんが浮いているという乳がんにかかり摘出手術を受けたのは、アグネス・チャン(60才)。三男のスタンフォード大の入学式から帰り、北斗の乳がん手術について聞かれ、「精神的に負けないこと。元気になったら早めに仕事復帰すること」とアドバイスをした。

 麻木久仁子(52才)は、2012年に人間ドックでマンモグラフィーと超音波検査を受け、早期の乳がんと判明。特に右乳房はがんが乳首の近くだったので再手術となり、ギリギリのところで乳首は残った。今もホルモン治療と3か月に1度の検診を受けている。

※女性セブン2015年10月15日号

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン