が、みんな異動。いまの日テレの若手アナとはまったく異なるキャラクターとルックスの杉上佐智枝アナとか佐藤良子アナなどもやがて他部署に異動するのではないかと思われる。
自身の異動の噂を聞きつけて、あるいは異動が決まった途端に退社し、芸能プロダクションに所属した日テレの女子アナで思い出すのは脊山麻理子アナである。“お嬢さま”で、セレブ婚もしたのだけれど、離婚。30代半ばなのに男性週刊誌のグラビアで肌を露出したり…。
「脊山は、どうしちゃったのか」「どこに向かっているのか」という元同僚らの心配をよそに、「東スポ芸能」で連載をしたり、東京MXテレビで、元NHKの堀潤アナの脇に座ったり…と、大手芸能プロに所属しているだけのことはある活躍ぶりを見せている。
「脊山さんでさえ、仕事があるのだから、私だって」と上田アナが思ったかどうかは定かではないが、退社してフリーアナになることを決意した上田まりえアナ。
鳥取県・境港市生まれ、専修大学卒という在京局の女子アナには珍しい経歴の持ち主の彼女は実は「日本テレビイベントコンパニオン」出身。文字通り、日テレ主催のイベントで、コンパニオンとして活動する女性たちだけれど、いまは“イベコン”出身者より、件の“読モ”出身者のほうが旬だし垢抜けている娘が多い。
というワケで、本当に本当に失礼ながら、どこから見てもパッとしたところがない上田アナなのであった。
だが、そんな上田アナが一気に輝くのが野球の話になったときだという。「野球まりえ」という名前になりたいとも言っていたという彼女は、「趣味が野球」で、スコアづけもできれば、野球をやっている男性に目がないとも聞く。
そうした唯一のキャラをいじってくれたのは『月曜から夜ふかし』(同)のマツコ・デラックスである。
上田アナのことを「マツコさんのお気に入り」と言っている人も多いけれど、どんな共演者にも優しくて、当初は「どうなの?」だった皆藤愛子にさえ、面と向かえば、愛あるツッコミをしていたマツコさんである。ことさら、上田アナを気に入っていたわけではないだろう。
だが、上田アナの日テレ女子アナ時代に、最大最高の想い出となった番組はマツコさんとの『月曜~』での絡みだったと思われる。