だが、田中アナにとっては悩みの種が増えたかもしれない。番組内で、一般人と飲みながらこう告白していたからだ。
「局アナの頃って、ちゃんとアナウンサー業、アナウンスメントをやっていたんですよ。でもフリーになったら、こうやってタレントさんみたいなお仕事もさせて頂くことが増えて、タレントさんっぽくなりたいわけじゃないから、やっぱりアナウンサーでありたいって思うけど、じゃあなんで局アナ辞めたのかっていわれると、それは分からないですよね。目的が分かんなくなってきちゃって、最近……」
前出・テレビ局関係者はこう話す。
「タレントは得てして、自分の理想像と求められる姿にギャップを感じます。しかし、萩本欽一さんが『嫌だなと思った仕事に運がある』といっているように、そのタレントの価値は周囲が決めるもの。数多いるフリー女子アナのなかで、田中アナにはぶりっ子という大きな武器がある。これを活かさない手はないですよ。突っ込み側として人を回す司会者タイプというより、周りに突っ込まれることで活きるタイプですから。最近CDデビューを果たしたり、バラエティ番組にも多数登場する小林麻耶アナ(元TBS)のような再ブレイクが十分期待できますし、今年30歳を迎える田中にとっては今がラストチャンスといえます」
彼女のなかで何かが吹っ切れた時、再び快進撃が始まるのかもしれない。