が、『めざましテレビ』のお天気キャスターを卒業後、『めざましどようび』のメインキャスター、『めざましテレビアクア』のメインキャスターなどをつとめ、晴れて、昨年3月に“縛り”がなくなり、他局OKとなったときには愛ちゃんは既に31才。当然、若い頃と同じキャラクターでは勝負できず、小林麻耶のようにアラフォーに突入してもブリッ子でやれるほどの強いハートでもなかった彼女に対し、他局のスタッフは、「やっと出てもらえるようになったんだけど、話がつまらない」「ネタももっていない」と厳しい評価だったのである。
ネットで検索すると「皆藤愛子 今」と、まるで“過去の人”のようなワードが出てきてしまう。ちなみに、現在のレギュラーは、テレビ東京、Eテレ、BS-TBS…と、派手か地味かといったら後者な仕事ぶりである。
皆藤愛子が「愛ちゃん」として、他局でも笑顔を振りまくための旬は、恐らく5年程前、つまり彼女が27~28才の頃だったのではないか。
フリーアナとして『めざましテレビ』の姉妹番組に出続けることは、もちろん悪い選択ではないし、育ててもらったフジテレビへの恩義もあるだろう。が、囲い込まれ過ぎた結果、先が見えにくくなったのも事実だ。
そうならないために…ということなのだろうか。めざましキャスターの中で、このところ他局の出演が多いのは“日本一色黒なフリーアナ”岡副麻希だ。彼女は、23才という若さながら、『めざましテレビ』だけではない活躍が目立つ。大学在学中からタレント活動をしていて、そのまま『めざましテレビ』に就職したようなかっこうだが、フリーアナというよりはモデルとかタレントといったほうがいい天真爛漫なキャラクターと、しつこいようだがハンパない黒さがアイコンとなり、他局のバラエティーの会議でも、最近よく名前があがっている。
“めざまし”では、『めざましテレビアクア』のメインキャスターをつとめる牧野結美も“めざまし縛り”がないようである。彼女は静岡朝日テレビの局アナを約3年つとめた後、セント・フォースに所属。フリーアナとして“めざまし”に加わるのだが、他局のバラエティーも「OK」である一人だ。