芸能

草刈正雄 20年ぶりに自分の演技を見た理由

真田昌幸を演じている草刈正雄の演技が話題に

 NHK大河ドラマ『真田丸』で、小大名ながらも波乱の戦国時代を知謀で巧みに生き抜く真田昌幸を演じている草刈正雄(63才)。最近始めたブログや、プライベートで家族に「真田さん」と呼ばれていることなど、意外な草刈の素顔に迫った。

――草刈さんの役はネットでも大好評ですが、反響はどういったところで感じますか?

草刈:ブログをやっているのですが、「家族みんなで見ています」とか「子供が真似をしています」と書き込んでくれるので、嬉しいですね。

――今年3月からブログを始めたのはなぜ?

草刈:周囲に勧められたりして、始めることにしました。携帯からブログをアップしているのですが、操作に慣れていないので、マネージャーに手伝ってもらっているところもあるんですけどね。毎回反応があって、読んでいると楽しいです。

――コメントは全て目を通している?

草刈:ほぼ全て読んでますよ。写真を撮ったりするのは大変だけど、楽しいので、続けようと思っています。

――若い頃の写真をアップされて、ネットで大好評です。

草刈:自宅前で犬を抱いている写真ですね(笑い)。イギリスに住んでいるファンの方が、フェイスブックにメールで送ってくれたんです。こんな写真が見つかりましたって。

――ところで、ご家族から「真田さん」と呼ばれているそうですね。

草刈:長女の紅蘭がそう呼び始めて、今では妹の麻有も一緒になって言っています。普段は「正雄」と呼ぶんですよ。それでいて、おねだりがあるときには「君」をつけるんです(笑い)。

――草刈さんは、テレビなどでご自分の演技を見ないそうですが。

草刈:前まではね。でも、『真田丸』は見ています。今までは申し訳ないけど、20年近く見ませんでした。今回はやっぱり、好きだから。今までは演技が納得できなかったりしたら引きずるタイプなので、見なかったんです。

 今回も、見るつもりはなかったんです。ところがNHKは撮影が終わったあと、助監督が小さいモニターを俳優さんの前に持ってくるんです。「いいのに」って最初は思っていたんだけど、チラチラと見るうちに、うちでもドラマを見るようになったんです。

 DVDが放送より先に届くので、それを家でひとりで見ています。以前、家族に褒められたくて、「どうだった?」「良かった?」って、しつこく聞いていたら、家族がいっしょに見てくれなくなった(笑い)。

――家では、お仕事がないときは何をしていますか?

草刈:プライベートは家が好きなので、部屋でボーっとすることが多いですね。近くにテニスコートがあるので、趣味でテニスをやっていますが、それ以外はほとんど家から出ません。あとは、出るといったら台詞を覚えに喫茶店に行くくらい。

――演技で一番大事にしていることは?

草刈:体調を崩せないので気をつけています。運動はジムとテニス。食事は家族が気を使ってくれるので、あとは深酒はしないようにと思っているけど、どうしても飲んじゃいますね。

――深酒というのは、自宅で?

草刈:そうです、ひとりで飲んでますよ。家族は付き合ってくれないんです(苦笑)。

――草刈さんは、朝ドラ(連続テレビ小説)を見ていますか?

草刈:全部は見ないんだけど、見ていますよ。どんな方たちが出ているんだろうって、気になりますからね。

――大河ドラマは7回目ですが、朝ドラは2回。もっと朝ドラに出たい?

草刈:『あさが来た』や『花子とアン』など、お話はいただいたんですが、残念ながらスケジュールが合わなかったんです。今後は、朝ドラにも出演したいですね。

【草刈正雄(くさかり・まさお)】
1952年9月5日生まれ。福岡県出身。1970年、資生堂の広告でモデルデビュー。その後俳優に転向し、1974年『卑弥呼』で映画デビュー。『真田丸』では、主人公の真田信繁(堺雅人)の父・昌幸役を演じ、クセのある役柄で話題を呼んでいる。

◇NHK大河ドラマ『真田丸』
毎週日曜、NHK総合20時、BSプレミアム18時放送。後世に真田幸村の名で「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と評されることになる、真田信繁の成長物語。三谷幸喜脚本。

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン