国内

上杉隆氏が都知事選出馬宣言「政治とカネの問題は皆無です」

上杉隆氏が都知事選出馬宣言

「東京都知事選に出馬しようと思っているのは事実です。『東京を、必ず変える』というのがテーマです。7月12日に政治の師である鳩山邦夫さんのお別れの会を終えてから、出馬表明する予定です」

 そう語るのは、ジャーナリストの上杉隆氏(48)である。彼の名は、一部の政界関係者の間では取り沙汰されていたものの、出馬はあり得ないと思われていた。ところが、完全極秘のなかで出馬準備を進めていた。出馬会見を1週間後に控えた7月5日、本誌に決意を語った。

 上杉氏は、東京を地盤とする故鳩山邦夫氏の議員秘書を5年務めた後、ニューヨーク・タイムズ取材記者を経て、フリーのジャーナリストになった。その間、1999年には秘書として鳩山氏の都知事選出馬に携わり、その後は石原慎太郎・都知事をテーマに取材。2000年に『石原慎太郎「5人の参謀」』(小学館刊)を発表するなど、都政取材を続けてきた。

 その一方で、彼が前回の都知事選で細川護熙―小泉純一郎連合の仕掛け人だったことは、知る人ぞ知る話である。かくも都知事選との関わりが深いが、自らが出馬するとは驚きである。上杉氏が語る。

「一部の人にはすでに都知事選に出ようと考えていると伝えているんですが、みんな最初は笑うんですよ。冗談だと思って。で、そのあとに『『実際は誰が出るの?』って。確かに、かつて鳩山邦夫さんの都知事選に報道・広報担当秘書として関わり、前回の細川さん出馬に選対設置の仕掛人として関わりました。だから、今回もどこかの選対に入るんじゃないかとみんな勘繰るんですね。

『いや私が出るんです』って言うと、本当にびっくりされます。それでも、以前の秘書仲間たち、つまり選挙を実際に知る最強の部隊が応援してくれると言ってくれている。本当に心強いです」

 上杉氏の出馬準備は、一部関係者以外には極秘で進められてきた。本誌編集部は、数週間前から情報をキャッチし本人とも接触を重ねてきた。上杉氏はその間、選対の準備やポスター用、法定ビラの作成、各方面への根回しなどに水面下で動き回っていた。上杉氏が続ける。

関連記事

トピックス

真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン