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2016.08.21 07:00  週刊ポスト

時代劇研究家・春日太一氏が選ぶ「心震える大河ドラマ」TOP5

【5位『黄金の日日』(1978年)】
主演/市川染五郎(※現・松本幸四郎。呂宋助左衛門)、原作/城山三郎、脚本/市川森一・長坂秀佳

 大坂・堺からフィリピン・ルソン島まで商人・呂宋助左衛門が縦横無尽に活躍。信長・秀吉ら天下人とも互角に渡り合った。大河ドラマ初の海外ロケも行なわれた。

「堺の商人たちの視点から戦国時代の趨勢を描く異色の作品で、普段は歴史の表舞台に名前の出ることのない人々の人生が、一人一人丁寧に描かれる。

 中心となるのは主人公の助佐(松本幸四郎)、五右衛門(根津甚八)、善住坊(川谷拓三)で、この三人の青春グラフィティのような物語になっているが、その中で善住坊の末路は哀しい。

 助佐はルソンとの交易で商人として成功、五右衛門は大泥棒として英雄となる一方、一人だけ貧乏クジを引いてしまう。信長の暗殺未遂犯として追われる身となった挙句に「鋸引きの刑」により残忍な死に方をするのだ。川谷が最期まで、あの特有の人懐っこい笑顔で通したため、惨めな死がより切なく際立った」

※なお、6位~10位は以下の通り。

6位『太平記』(1991年)
7位『風と雲と虹と』(1976年)
8位『徳川家康』(1983年)
9位『北条時宗』(2001年)
10位『秀吉』(1996年)

※週刊ポスト2016年9月2日号

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