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2016.09.10 16:00  NEWSポストセブン

かつて結婚と仕事を天秤にかけた美希42歳の「タラレバ」

「なんであの時、結婚しておかなかったんだろう」(写真:アフロ)

 40代独身女性は「結婚」をどう考えているのか。彼女たちの本音に迫るこのシリーズ、第1回「41歳、優子の場合」は大きな反響を得た。生涯未婚率が高まる中、平成22年度の国勢調査結果によると、40代独身女性でその後の10年間に結婚した人は、たったの「1%弱」。一方で、いま40代の独身女性の30%強が、「結婚願望がある」と答えている(※)。40代独身女性は結婚を、したくなかったのか、できなかったのか、これからするのか。理想と現実のはざまに揺れる女たちのそれぞれの事情。第2回をお届けする。(※明治安田生活福祉研究所「20~40代の恋愛と結婚」より)

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■42歳、埼玉県出身・東京都在住、商社勤務、美希の場合

 美希が取材に指定したのは丸の内のオープンカフェ。真夏の18時はまだ明るく、通りをサラリーマンやOLが足早に通り過ぎていく。この街に生きる人はみな忙しい。

「夜なのにカフェでごめんなさい。明日は土曜日でしょ、土曜は早朝から走るので、夜の食事は簡単に済ませるんです。明日は仲間と走るから皇居ですね。平日は家から近い神宮外苑を走ることが多いのですが。マラソンは3年前から始めました。元々体を動かすのは好きですし、ダイエットになりますし、マラソンで各地に行くのも楽しい。これまでに、大きな大会だと沖縄マラソンと大阪マラソン、ホノルルにも出ました。次は北海道と京都を狙っています。そして一番行きたいのは、有名シャトーのワインを飲みながら走るフランス・ボルドーのメドックマラソン!」

 身長171センチ、仕立てのよいパンツスーツをさらりと着こなす美希に会い、元宝塚のトップスター、女優の真琴つばさを思い出した。総合商社からグループ会社に出向中の課長。外見にたがわぬキャリアウーマンだ。マラソン以外にも、ラグビー観戦、料理、英語と趣味は広く、お酒も大好き、今でも朝まで飲むことが少なくないという。

「親に感謝なのですが、私、体力があるんです。暇さえあれば動いていますね」

 多趣味なだけあり、交友関係も広い。フェイスブックの友達は1000人を越す。フェイスブック上の友達とリアルの友達は違う、とはよく言われるが、美希の場合、リアルの友達も多いようだ。

「いわゆるサバサバした姉御タイプだからかな。私自身はあまり人の好き嫌いはなくて、食べるのと飲むのが好きな人となら、だいたい、誰とでも友達になれます。女子って、結婚や出産で境遇が変わると疎遠になるとよく言いますが、私の場合、そうはならないんです。夏休みは、女友達と、彼女の旦那と、子供と私という4人で、セブ島に行ってきました。一人で行くより楽しいでしょ」

 友達が多く多趣味。つまり彼女は独身貴族を謳歌する「結婚って何ですか?」タイプか──と思いきや、「今は結婚したいです」と、きっぱりと言った。とはいえ、その境地に辿りつくまでには、それなりの変遷があったようだ。

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