お好み焼きに使うオタフクソースは一家に1本必ず常備されている。広島の30代主婦が打ち明ける。
「目玉焼きでも、コロッケでもオタフクのお好みソース。夫はちょっと辛いミツワソースと甘めのカープソースを使い分けています。え、他の県ではやらんの?」
最近では、お好み焼きは学校給食にも出るという。
「たまのご褒美という感じなので、テンションが上がりましたね。もちろん、白いごはんとセットです」(広島在住の20代男性)
また、お雑煮には名産の牡蠣が欠かせない。
「正月には奮発して牡蠣のお雑煮を食べます。牡蠣のエキスが染み込んで絶品です」(広島在住の40代女性)
名古屋が発祥の地と思われがちなモーニングサービスの元祖は広島の喫茶店という主張もある。
「記録に残るモーニングで最も古いのは広島の喫茶店『ぶらじる』。元祖を騙る名古屋については、“言わせておけばいい”という感じですね」(前出・幸部氏)
最後に広島で長らく活躍し、地元では知らぬ者がいないローカルタレントの西田篤史氏に聞いた。
「嫌われることは一番印象に残るということ。ポストさんに取り上げられて嬉しいです(笑い)。広島県民は生まれ育った街を日本一にしたがる気質がある。いくら周囲から嫌われようが、県民の誇りであるカープには日本一になってほしい」
※週刊ポスト2016年9月30日号