国内

石原慎太郎もタジタジ 50年にわたる小池百合子との因縁

石原慎太郎氏とは50年にわたる因縁が…

 東京都の小池百合子知事(64才)が築地市場移転問題で、石原慎太郎元知事(83才)からのヒアリングに乗り出す。都知事選中には「厚化粧」発言で応酬を繰り広げた2人がいよいよ“直接対決”。実はこの2人には、約50年の長きにわたる因縁があった──。

 小池氏は1952年、兵庫県芦屋市生まれ。1971年にエジプトのカイロ大学に留学するまでは関西で暮らし、最初の衆議選では地元の兵庫2区から出馬している。

 今は東京のリーダーなので大手を振って言えないだろうが、小池氏は熱烈な阪神タイガースのファンでもある。

「お父さんの勇二郎さんは貿易会社や石油卸会社を経営し、日本とエジプトを行き来する生活を送っていました。そんなお父さんの影響で、小池さんもカイロ大学に留学したんです。政治活動にも熱心だった勇二郎さんが応援していたのが、10才年下の石原慎太郎さんでした。出会ったのは1960年代で、石原さんはまだ30代。その後、選挙に立候補した石原さんを勇二郎さんが『選対関西本部長』として支えたんです」(政治ジャーナリスト)

 勇二郎氏も1969年の総選挙で兵庫2区から立候補したが、あえなく落選。その時は、石原氏を総理にすることを目的にした「日本の新しい世代の会」の理事も務めていたほど、石原氏と近い仲だった。

「石原さんの右腕として築地移転を進めたのが、浜渦武生(はまうず・たけお)・元副知事でした。浜渦さんは関西大学出身で、学生当時は勇二郎さんの“書生”をしていて、卒業してすぐに石原さんの秘書になりました。もちろん浜渦さんは勇二郎さんの娘の小池さんとも若い頃から親しく、妹のようにかわいがってきました。小池さんの初登庁のときには、浜渦さんが先導していましたね」(前出・政治ジャーナリスト)

 それほどに小池氏と、石原氏やその側近との関係は長く、深い。2013年末、猪瀬直樹氏が、政治資金問題で辞任した時、石原氏はこう言って小池氏に都知事選出馬を促したこともあったという。

「『知事選に出ないか。必要なカネも出す。お父さんへの恩返しだ』と。ただ、当時は石原さんと小池さんは党が違ったので、出馬は断念し、その時は“小池知事”は幻に終わりました」(前出・政治ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト