「例えば入院の手続きや手術の同意書、役所との手続きなどは、法律で定められた親族でなければできないため、急な病気で手術の判断を迫られるケースなどで判断が遅れて実の家族とトラブルになることがある」

 また、映画『後妻業の女』で大竹しのぶが演じた結婚詐欺師のように、女性が遺産目当てで近づいてくるケースも増えているため、子供たちの目は厳しい。山梨県の地主だという69歳男性がこう嘆く。

「クラブで歌っていた39歳のソプラノ歌手と親しくなったが、娘2人の猛反対にあって結婚を断念した。私が彼女の音楽活動を援助していたことを知ると、『私たちよりも若い金目当ての女と再婚したら、お父さんの墓は守らない』と言われ諦めざるを得なかった」

 いざ再婚できても、自分の死後、子供と後妻の間でトラブルになることもある。45歳の女性が振り返る。

「父はフィリピンパブで猛烈なアプローチをかけてきた30歳年下のフィリピン人女性に入れあげて、家族みんなの反対を押し切って再婚しました。ですが彼女は父が亡くなると葬式の手続きもそっちのけで、金目のものを全部持ち出して、サッサと帰国してしまった」

 再婚か事実婚かも含めて、相手女性との将来像をしっかりと描いておくことが大切なようだ。もちろんその前に、“後妻候補”を見つけることが先決だが──。

※週刊ポスト2016年10月28日号

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