武井といえば、今年7月期のドラマ『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)でティファニーの全面協力を得ていたことも記憶に新しい。ちょうど若い層に同社のアクセサリーが売れ始めていた時期と重なって、「効果は絶大だった」と聞いている。
そして11月25日、朝日新聞の広告特集でデンマーク発のジュエリーブランド・PANDORAのモデルをしていたのは岡田結実だった。その前日、表参道で行われた同社の「チャームキャンペーン」イベントのトークショーゲストにも呼ばれていた岡田。
目鼻立ちがハッキリしていることと、まだ16歳ということで、ふだんバラエティーに出演しているときはナチュラルメイクで通している彼女が、件の広告のメイクでは濃いブラウン系のシャドーやラインで大人の女性に変身。黒ニットやジャケット、レザーの穴あきドレスに身を包み、PANDORAのジュエリーを着けている全4カットは、とてもじゃないが16歳には見えなかった。広告の企画・制作はWWDジャパン。これはもう立派な“ファッション仕事”と言える。
先日、ファッション界の重鎮に話を聞いたところ、ハイブランドがモデルとして若い女優やタレントを起用する傾向が増えつつあるのだと聞いた。
若い頃、ブランドブームを経験した大人の世代にブランド品は「放っておいても売れる」とか。しかし、その世代には既に「行き渡っている」こともあり、先細りは見えている。
そこで何とか若い層を掘り起こそうと、ターゲットと同年齢の女性芸能人に白羽の矢が立つというワケだ。
もちろん、誰でもいいということではない。モデルとして起用するので、ルックスは最重要項目。プロフィルやイメージももちろん大切になってくる。
果たして、いま、ハイブランドの担当者らに“お気に入り”なのは、中条あやみなのだという。
ハーゲンダッツやNTTドコモdポイントのCMでおなじみの19歳。英国人の父と日本人の母をもつハーフ美少女で、169cmの長身と小顔がトレードマークだ。
これまでドラマや映画にも出演しているのだが、『Seventeen』のモデルだったことや、ファッションショーに出演していることがしっかり経歴に記されている。しかも「ランウェイ」という表現だ。
そしてもう一人、ファッション界が注目するのが森星。モデルでタレントの森泉を姉にもつ、つまりはファッションデザイナー、森英恵氏の孫。母のパメラさんも、すぐ上の姉も元モデルという家系だ。