国内

逮捕の講談社編集次長の妻「夫の暴力に悩んでる」と語っていた

3月からの大型連載も予定していたという講談社の朴鐘顕容疑者

『週刊モーニング』の編集次長を務める講談社の社員・朴鐘顕容疑者(ぱく・ちょんひょん=41才)が、妻を殺害した容疑で逮捕された。発端は2016年8月、時事通信社が報じた短い記事だった。

《東京都文京区***(原文では表記あり)の民家で9日、住民の無職女性(38才)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡していたことが12日、警視庁駒込署への取材で分かった。同居する夫は「自殺だと思う」と説明したが、遺書などは見つからず、司法解剖で死因も判明しなかった。同署は自殺と事件の両面で調べている》

 記事によると、8月9日深夜2時45分頃、40代の会社員の夫から「家の中で妻が倒れている」と119番があった。女性は玄関近くにある階段の下で、部屋着姿で仰向けになって倒れており、約1時間後に病院で死亡が確認されたという。その「会社員夫」こそ、朴容疑者である。全国紙社会部記者が続ける。

「警察はすぐに捜査本部を設置しました。司法解剖の結果、死因が窒息であることがわかった。現場検証では、自宅へ第三者が入った形跡がなかったので、真っ先に疑われたのは、同居する夫の朴容疑者でした。ところが、現場が自宅という“密室”だったことがネックでした。夜だったとはいえ、小学生の長女と長男は物音を聞いたり、現場を見たりしていたかもしれませんが、幼い子供に“父親の凶行”の証言をさせるのは酷ですからね」

 ひっそりと起きた不審死事件だったが、秋口になると一部メディアの間で話題に上り始める。朴容疑者が大手出版社「講談社」の人気マンガ雑誌『週刊モーニング』の編集次長であり、過去にヒットマンガを連発しているカリスマ編集者であるという情報が、じわりと広がっていったからだった。

 朴容疑者は大阪出身で京都大学法学部を卒業した、エリート中のエリート。1999年に講談社に入ると、『週刊少年マガジン』編集部で、累計5000万部を売り上げ、反町隆史(43才)やEXILEのAKIRA(35才)の主演でドラマ化や映画化された『GTO』などを手がける。

 彼の評価を決定づけたのが、創刊に携わった『別冊少年マガジン』だ。創刊と同時に新人マンガ家を大抜擢し、後に累計6000万部を超えるメガヒット作『進撃の巨人』の連載にかかわった。

◆夫人がママ友に漏らした「夫婦間の悩み」

 現場となった朴一家の自宅は、都内中心部の閑静な住宅地にある。付近には明治の文豪の旧跡や寺院が数多く、文化的な雰囲気が漂うエリアだ。

 朴容疑者が群馬県出身の妻と結婚したのは2007年5月。長く社宅暮らしをしていたが、子供が増えて手狭になったのか、一家は5年ほど前にこの一戸建てに引っ越してきた。近所住民が語る。

関連記事

トピックス

鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン