つまるところ現在の民進党の「特例法ではなく譲位の恒久法=皇室典範改正」の動きは、このような民進(主)党の系譜を振り返れば、「特段何のイデオロギーもないが2004年選挙の経験から女性票を当て込んだ」即物的な動機と、悲劇の宰相野田佳彦の個人的野望との混合という風になる。
同党におけるこれらの機運は、いずれにせよ「大御心」と近そうに見えて実は最も遠いものだ。
次期衆院選挙は近い将来必ずやってくるが、民進党がまたぞろ「過去の一発」を目当てに、若しくは政治家個人のリベンジの、その両方の動機で「皇室典範」をマニフェストに書き込んだとしても、勝機は過ぎ去っている。