「最下位候補・オリックスの意外な開幕ダッシュを演出した新外国人・ロメロ(28)は291万円でかなり高水準ですが、ペゲーロには及ばない。ペゲーロを上回るのは楽天の4番・アマダー(30)の111万円。これは12球団の外国人選手でダントツの数字です」(広尾氏)
アマダーは来日2年目だが、昨季はオープン戦でいきなりケガをして長期離脱。年俸3000万円と低く抑えられたことが圧倒的なコスパの高さの背景にある。
「ただ、アマダーは体重135kgのNPB史上最重量選手で今季もケガが心配です。故障で長期離脱すると、シーズンを終えてみたら他の外国人選手よりも高い買い物だったということになりかねません」(同前)
ペゲーロとアマダーが揃って“お買い得外国人”で居続けられるかで、楽天の独走が「春の椿事」で終わるかが決まりそうだ。
ちなみに2人合わせて年俸4億円以上となる巨人のギャレット(35)とクルーズ(33)は出場ゼロなのでコスパは現状、“算出不能”である。
※週刊ポスト2017年5月19日号