本誌・週刊ポストも徹底取材を敢行したところ、7月8日に開幕する夏の甲子園・西東京予選までの早実のスケジュールが判明した。
まず今週末は愛知県での招待試合4試合が予定されている。6月3日は刈谷球場で中京大中京と桜丘、翌4日は小牧市民球場で至学館、享栄と対戦する。いずれも昨秋の愛知県大会でベスト4以上に残った強豪チームだ。
「注目は甲子園最多勝利数を誇る名門・中京大中京戦と、昨年秋の東海大会準決勝でその中京大中京をサヨナラで下し、春のセンバツに出場した至学館との2試合です。中京大中京には今秋のドラフト候補であるエース・香村篤史がいる。清宮は昨年の練習試合で抑え込まれましたから、成長を測る上でも重要な一戦になるでしょう。至学館には変則左腕・川口龍一がいる。左のプルヒッターである清宮が最も苦手にするタイプです」(同前)
6月10、11日は早実の王貞治記念グラウンドに強豪3校を招く。10日は長野県の強豪・佐久長聖と対戦。翌11日には九州学院(熊本)と桐光学園(神奈川)とのダブルヘッダーが予定されている。
「佐久長聖のエース・塩澤太規は昨夏の甲子園開幕戦で2年生ながらマウンドに上がり、6回3分の2を無失点に抑えた度胸満点の好投手。清宮との対決が楽しみです」(同前)
平日ながら6月14日には永遠のライバル・慶応との定期戦が行なわれる。その週末は香川遠征へ。17日は英明と坂出、翌18日は三本松、丸亀城西と対戦する。