国内

比較され続ける雅子さまと紀子さま、抱え続けたプレッシャー

眞子さまご成婚で再びスポットライトが…

 皇太子妃雅子さまと、秋篠宮妃紀子さま。平成皇室に嫁がれた2人のプリンセスが並べられて語られることは、今に始まったことではない。

 紀子さまが秋篠宮さまと結婚されたのは1990年6月のことだった。平成になって初の慶事に列島が沸き、当時学習院大学の教職員用の共同住宅で暮らしていたことから「3LDKのプリンセス」と親しまれた。

「家にはテレビもなく、つつましやかな暮らしぶりに親近感を抱く人が大勢いました。もともと、紀子さまは秋篠宮さまの1年後輩として学習院大学に入学。キャンパスで愛を育まれたことも、新しい皇室のイメージとして受け入れられていったのです」(別の宮内庁関係者)

 翌1991年10月に眞子さまが誕生。両陛下にとっての初孫だった。同時期に皇室にとって大きな変化となったのが、皇太子さまと雅子さまのご結婚だった。

 1993年6月の結婚の儀は、テレビ中継の最高視聴率が77.9%を記録。成婚パレードではおふたりの姿を一目見ようと19万人もの人が集まった。まさに国民的な「慶祝の日」。だが、先の宮内庁関係者はこう言葉をつなぐ。

「皇太子さまと雅子さまのご結婚の日。それは同時に、雅子さまと紀子さまが『義姉妹』となった日でもありました。若くて美しい2人のプリンセスが、皇室の新しい顔として比べられ続けることになるのです」

 外交官として約6年のキャリアを重ねられたあとに皇室に嫁がれた雅子さまと、学習院大学大学院に進学後、社会経験のないまま皇室に入られた紀子さま。結婚までの道筋の違いにはじまり、美智子さまとの距離や関係性も際だって取り上げられた。

「結婚後、紀子さまは頻繁に皇居に足を運ばれ、美智子さまに女性皇族としての考え方や振る舞いについて相談されていたといいます。一方、雅子さまはそういった機会をあまりもたれなかった。

“皇族の学校”である学習院で学ばれ、外の世界をみることなく皇室に溶け込まれた紀子さまに対して、キャリアウーマンとして活躍された雅子さまは、皇室という“日本一の旧家”の伝統になかなか馴染むことができなかったとも囁かれました」(ベテラン皇室記者)

 結婚翌年に眞子さま、1994年12月に佳子さまとすぐに2人の娘を授かった紀子さまに対し、雅子さまは結婚後8年の間、子宝に恵まれず、心ない声を耳にすることもあった。2001年12月に愛子さまが誕生されてからは、プリンセスとしてだけでなく、母親のあり方も対比して見られるようになった。

「習い事一つとっても比較されていたように思います。雅子さまは愛子さまの自主性に重きを置く教育を施されてきました。それは、皇太子さまの方針でもありました。音楽に親しまれチェロを弾かれ、動物と触れ合われ、興味のあることに存分に時間を割かれる。研究者気質な面もありますから、学業も大変に優秀です。

関連記事

トピックス

大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン
トルコ国籍で日本で育ったクルド人、ハスギュル・アッバス被告(SNSより)
【女子中学生と12歳少女に性的暴行】「俺の女もヤられた。あいつだけは許さない…」 執行猶予判決後に再び少女への性犯罪で逮捕・公判中のクルド人・ハスギュル・アッバス被告(21)の蛮行の数々
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も
女性セブン
M-1王者であり、今春に2度目の上方漫才大賞を受賞したお笑いコンビ・笑い飯(撮影/山口京和)
【「笑い飯」インタビュー】2度目の上方漫才大賞は「一応、ねらってはいた」 西田幸治は50歳になり「歯が3本なくなりました」
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)
《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン