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大型連敗の巨人 オーナーが気にする視聴率も5%台と大惨敗

「5月17日、日本テレビで中継された巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)は5.7%でした。本来、特番の視聴率はある程度、レギュラー番組の数字に比例します。たとえば、低迷中のフジテレビだと低くなるし、好調の日テレだと高くなる。日テレのゴールデン帯のレギュラー番組は概ね2ケタを取っていることを考えると……。この段階ではまだ大型連敗も始まっていないし、Aクラスにいた。それなのに、シーズン序盤での5%台はあまりに低過ぎます」(同前)

 視聴率の低迷は、チームが勝てないからという理由だけではなさそうである。野球担当記者が語る。

「今の巨人の低迷は、現場だけではなく、オーナーを含めたフロントの考え方にも問題がある。場当たり的な補強をしまくって毎年変わる顔触れでは、いくら勝ったところで、ついてくるファンは限られている。

 FAも逆指名ドラフトもなく、先発メンバーのほとんどが生え抜きだった1980年代は全て年間平均視聴率が20%を超えていた。昔も今も、とにかく勝てばいいと思っている巨人ファンはいる。しかし、外様に頼り過ぎる体質を嫌になり、離れていったファンの存在を忘れてはいけない。そもそも人気が下がった背景には、むやみやたらと補強し、生え抜きを大事にしない体質にも問題があるということを理解していない。

 良い選手を他球団から獲得すれば常勝チームになるわけではない。自前で10年レギュラーを張れる選手を何人も育ててこそ、本当の常勝巨人軍が構築できるのではないでしょうか」

 負けが込み、視聴率も低下している今こそ、改革の大ナタを振るえる時。補強ばかりに頼るフロントの意識は変わるのだろうか。

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