韓国のネットでは「いずも」の旭日旗に「国際法違反だ」との意味不明な批判を言い出す者までいた。
韓国では約6年前から、旭日旗を使用する行為への批判が活発になり、3年前には、旭日旗をはじめとする「日本の帝国主義を象徴するもの」の製造、公共の場での使用を禁じた「旭日旗禁止法案」が審議された(国会の会期切れで廃案)。そして最近また「旭日旗狩り」が過熱しているのだ。
◆「似ている」も批判の的に
昨年8月14日には、韓流アイドル・少女時代のメンバーがSNSに旭日旗模様のスタンプを使用したことで批判が殺到。翌日、本人が謝罪文を掲載したものの、TVのレギュラー番組は降板に追い込まれた。
同年8月、韓国鉄道公社の観光列車でも騒動が起きた。食堂車に世界的なポップスターのアルバムジャケットを展示する趣向だったが、そのうちのひとつ、米アイドルグループのアルバムが問題になった。赤いハートマークを中央に据え、周囲に紅白のラインが放射状に配置されたデザインだったのだ。旭日旗ではないが「旭日旗に似ている」ことが許せなかったらしい。
なぜ韓国人は旭日旗にここまで感情的になるのか。その典型的な理屈が「ナチス党旗ハーケンクロイツと同じ侵略の象徴」というものだ。アジアサッカー連盟も「人種や政治的信条による差別の禁止規定に違反」との理由で川崎に制裁を科した。