現在は違う認識を持つ韓国人が多いとしても、当時は日本人とともに戦いたいと希望する若者たちが多くいたのも、旭日旗を振りながら日本の行いを称えていたのも歴史的事実なのだ。
旭日旗批判は、韓国人にとって先祖たちの行いをも批判・侮辱する行為だと知るべきだ。今後も旭日旗狩りを繰り返すならば、同胞をも批判するその覚悟を示すべきである。
●みずま・まさのり/1950年北海道生まれ。近現代史研究家、ジャーナリスト。慶應義塾大学法学部政治学科中退。著書に『ひと目でわかる「日の丸で歓迎されていた」日本軍』『ひと目でわかる「戦前の昭和天皇と皇室」の真実』(いずれもPHP研究所刊)など多数。
※SAPIO2017年7月号