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2017.06.29 07:00  SAPIO

政権交代で食文化が変わる 文在寅政権はオデン・ブームか

文在寅大統領は慶尚南道巨済市の出身

 韓国では、トップの大統領が変わると、経済政策から外交政策までガラリと変わる。さらに、在韓歴40年の黒田勝弘氏によれば、「韓国の食文化は、時の大統領の影響を大きく受けてきた」という。

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 韓国では昔は牛肉や豚肉を1斤(600グラム)単位の塊で売っていた。鶏も1羽まるまるだった。これは、肉食が基本的には皆で食べる贅沢なイベント食であったことを意味する。

 塊だから肉切り包丁がいる。古老から聞いた話では、以前、ソウルのそれなりの家庭には刃が三日月風に丸く湾曲した肉切り包丁があったという。それを見かけなくなったのは1970年代以降で、これは政権の交代と大いに関係がある。

 1960年代までのソウルは初代大統領の李承晩をはじめ北朝鮮出身の要人が多く、魚食より肉食が中心だった。ところが1963年に慶尚北道出身の朴正熙が大統領になり、高度経済成長が始まった。

 1970年代以降、韓国南部の慶尚道出身者がソウルで羽振りをきかすようになり、首都の食文化に魚食が広がったのだ。政権とともに食文化も変わる!

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