文在寅大統領は慰安婦合意について、「韓国国民の多くが批判的だ」といい、当事者(元慰安婦)が納得する対応が必要との見解を語っている。
しかし、合意を受け日本政府からの10億円基金でできた韓国政府の「和解・癒し財団」筋によると、合意に反対し財団の支援を拒否している元慰安婦生存者はわずか8人。すでに生存者36人と死亡者199人(遺族)は合意に納得しているという。韓国政府もマスコミもこの数字を意図的(?)に隠している。日本政府は韓国に対しもっと情報攻勢をかけていい。
文■黒田勝弘(産経新聞ソウル駐在客員論説委員)
※SAPIO2017年8月号