「竹内まりやさんの『けんかをやめて』ってあったじゃないですか? まさにあのシチュエーションですよね。タイプの違うイイ男が自分を取り合って、自分でも両天秤にかけるんだけど、どっちか決められない。現実世界ではまずそんなことは起こりえないから、女性の永遠の憧れなんですよね。
しかも高橋さんも柳楽さんも、いわゆる流行のキラキラ系王子様イケメンではないじゃないですか? 美しいだけじゃない味のあるイイ男。そういう意味でリアルだから感情移入もしやすいんです」
政次を演じる高橋と、龍雲丸を演じる柳楽。実際の撮影現場ではどんな様子なのか。
「今回初めての大河出演となる柳楽さんは、大ファンだった柴咲さんをはじめ、素晴らしい役者がたくさんいるなかで、どうやって自分の存在感を出せるかとかなり気負っていたそうです」(芸能関係者)
14才のときに出演した映画『誰も知らない』で、カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した柳楽。当時は嬉しい半面、歴代の受賞者と比べたり、本当に自分にそんな実力があるのだろうかなどと自問自答したりするなかで、演技をすることが怖いと思った時期もあったという。
「そういった悩みは、いろいろな出会いのなかで乗り越えていったんですが、さすがに今回は、プレッシャーが相当大きかったみたいです。そんなふうにガチガチになった柳楽さんをリラックスさせてくれたのが高橋さん。『そんなに肩に力をいれなくても大丈夫』という彼の一言で、柳楽さんは本来の姿で撮影に臨めているそう。高橋さんにはすごく感謝しているようですよ」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2017年7月20日号