スポーツ

高校野球大好き芸人が振り返る「永遠のPL学園」

昨年、60年の歴史に幕を閉じたPL野球部

 夏の甲子園予選がいよいよ幕を開けた。昨夏と違うのは、春夏通算7度の全国制覇を誇る超名門・PL学園野球部の姿を見られないことだ。昨年7月15日の大阪大会初戦で東大阪大柏原に敗れ、PL野球部は60年の歴史に幕を閉じた。「高校野球大好き芸人」として知られるお笑い芸人・かみじょうたけし(39)は、そのラストゲームを現地(花園球場)で観戦していた。謎の廃部の真相を追った単行本『永遠のPL学園 六〇年目のゲームセット』著者の柳川悠二氏(ノンフィクションライター)が聞き手となり、PL野球部が高校野球界で“特別な存在”だったことを振り返る――。

 * * *
 昨年夏から活動休止となっていたPL学園の野球部は、今年3月に「高野連脱退届」が受理されたことで、完全に消滅した。もう甲子園で「PL GAKUEN」と横2列に書かれた日本一有名なユニフォームを見ることはできないし、「ああ  PL 永遠の学園」という日本一有名な校歌も聞くことはできない。

 それでもPLの戦いは、高校野球を愛してやまない者の心に永遠に刻まれている。人気バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系列)の「高校野球大好き芸人」でおなじみになっているお笑い芸人・かみじょうたけし氏もそのひとりだ。

「(39歳の)僕が物心ついた頃、関西の高校野球といえば、PL学園とか、天理のイメージでしたね。小学生の頃、夏休み期間に昼飯を実家近くの喫茶店でよく食べてたんです。そこの店内でおっさんたちみんながタバコの匂いを充満させてPLの試合を観ていたんです。高校野球を好きになる前から、PL学園の名前は身体に染みついていました」

 横浜高校と延長17回を戦った1998年夏の準々決勝は、甲子園で売り子のバイトをしながら、試合を眺めていた。

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