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2017.07.16 16:00  週刊ポスト

任侠団体山口組代表が父から学んだきわめて実践的な教え

「実例を言うてましたね。昔、大阪府警はとくに調べが荒っぽかった。取調中に暴行する。そういう場合は『中途半端な真似するな』と怒鳴り、取調室の扉のガラスに自分から頭を突っ込む。血だらけになると、相手はパッと引く。こいつは普通のヤクザと違うなと思わせる。

 子供時代、バカやから自分でそれを実践しました。取調中に暴行を受け、父親の話を思い出して、『中途半端にやるなー』と叫んで、自分で自分の頬を右手で殴りに殴った。腫れ上がり、目がふさがるほど殴ったら、取調官は『止めろ。もう分かった、もうええ』と。これも父親の教育ですね。気迫は本気であれば出る。それがハッタリだと見透かされる。

 父親も喧嘩、ストリートファイトをやっとったんです。知らないもん同士がぶつかり、こいつ、やるか、となる。そういうとき、人の心理は知らないものを大きく見て、こいつは修羅場をくぐってるんじゃないか、強いのではと感じてしまう。しかし、これは錯覚なんや言うてました。

 相手も同じなんや。向こうもこちらを知らない。知らない者同士は互いに相手を大きく思ってしまう。そこを乗り越えろ。サシでやったら実際は強くなかったと何度も体験した。気で飲まれたらあかん、と」

 きわめて実践的な教えに思える。

※週刊ポスト2017年7月21・28日号

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