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2017.07.16 16:00  週刊ポスト

任侠団体山口組代表が父から学んだきわめて実践的な教え

溝口敦氏がヤクザの世界をレポート

 神戸山口組から分裂し、「任侠団体山口組」を結成した織田絆誠代表(50歳、以下敬称略)は在日韓国人3世(本名は金禎紀)だ。「ヤクザの世界は人種差別がないと信じて、この世界に飛び込んだ」と語る彼が、どのようなルーツと家族に囲まれて育ったのかについて、ノンフィクション作家の溝口敦氏が綴る。

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 戦前、織田の祖父である金燕西が朝鮮半島の南に浮かぶ済州島から合格した法科大で受講しようと大阪に来住した。彼は弁護士を志望したが、事業面に進んだ。後に「大阪府協和会」の副会長になり、大阪・淀川区で軍需工場を営むなど「親日派」として名をなした。

「協和会」は日本の朝鮮支配の時代、内務省や警察を中心とした統制機関で、1936年、厚生省は全国各府県に協和会をつくり、1939年、中央協和会を創立した。

 1945年(昭和20年)空襲で淀川の工場は灰燼に帰し、祖父は全財産を失った。その子供は通名を「織田新一」といい、敗戦後のどさくさ時にヤクザになった。子である織田が語る。

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