金正恩がICBMの発射準備が「最終段階に達した」と主張した今年初め、トランプは大好きなツイッターで「そのようなことは起きない」と投稿していたが、その希望的観測はあっさりと打ち砕かれたのだ。北朝鮮が「レッドライン」を越えても、アメリカは何もできない、何もしないことがはっきりした。
そんな時代なのに、我が国の政治屋たちは相変わらず自分の立場と高額な議員報酬を守ることばかり考えている。
メディアは、誰それが失言した、出会い系バーに行ったなどと、面白おかしく取り上げることばかりに夢中になっている。だが、国民は、そんな情報に踊らされてはならない。国家の未来、国益について真剣に考えている政治家だけを選び、カネのことばかり考えている馬鹿議員たちを一掃すべきだ。
そうしなければ、「ジャングル化」した世界の中で、多くの国民の命が危険に晒されることになるだろう。今一度、それをここで予言しておく。
※SAPIO2017年9月号