この言葉を現場で耳にした球団関係者らは、ショックを隠せない。
「ついに来たか、という感じです。今年の開幕を『最後のチャンス』と位置付けて松坂はオフから過酷なトレーニングを課し、オープン戦では結果を残したが、それでも層の厚いソフトバンクの先発ローテーションには食い込めなかった。
王貞治球団会長や孫正義オーナーは復帰を願ってやまず、入来祐作三軍投手コーチが積極的に話しかけて励ましているが本人はもう復活を諦めかけているようにも見えます。せめて子供にグラウンドの勇姿を見せたかったのでしょうか」(同前)
チームはリーグ優勝に向けて独走態勢。一人忘れ去られた“元怪物”が球場で見せた「父の顔」は何を意味するのか。
※週刊ポスト2017年9月22日号