ほんの1か月ほど前まで、安倍首相も与党幹部たちも、森友・加計疑惑や閣僚失言に対する国民の怒りに怯え、支持率急落で顔面蒼白になっていたのがウソのような変わり様だ。
同期のスキャンダル連発で「次は落選してしまう。解散されたら無職だ」と悲鳴をあげていた自民党“魔の2回生”たちも、すっかり元気を取り戻した。
「選挙はずっと先の方がいいと思っていたが、今の民進党なら恐くない。十分勝ち残れる。麻生さんや二階さんの戦略眼はさすがだ」(無派閥の2回生議員)
と、なんとも軽薄な浮かれっぷりである。そこには「謙虚な反省」の欠片もない。
※週刊ポスト2017年9月29日号