ライフ

名医が勧める「胃腸を助ける薬」「心を落ち着かせる薬」

医師たちが勧める薬とは

 薬の飲み過ぎはいけない。だが、体調が悪ければ、薬に頼らないわけにもいかない──。そこで専門分野を持つ医師たちに「その分野ではこれだけ飲めばいい」という薬を挙げてもらった。

 消化器系を専門とするおおたけ消化器内科クリニック院長で内科医の大竹真一郎氏は、「胃腸の病気に関しては、手術が必要な病気やよほど重篤なものでない限り、薬は必要ない」としたうえで、「それでもこの3つは例外です」と言う。

 そのひとつがPPI(プロトンポンプ阻害薬)の「ネキシウム」だ。

「PPIは胃酸を抑制して胃痛を抑える薬です。患者が胃痛を訴えた場合、放置できない胃潰瘍か単なる胃もたれかを診断する際に『ネキシウム』を処方して様子を見ることが多い。数日から2週間ほどで効果が出たら胃潰瘍だったと診断します。

 PPIは長期間使用すると骨が脆くなるなどの副作用が懸念されますが、短期間の服用で重大な疾患かどうか見極めるには有効な薬です」(大竹医師)

 もうひとつは、過敏性腸症候群の薬「イリボー」だ。

「お腹の不具合を脳に伝える信号を遮断することで下痢を起こさなくなる。この薬は市販のものに比べてかなり効果が高い。私自身、テレビの収録前で緊張するときなどに服用しています」(同前)

 最後のひとつは、風邪の症状を緩和しながら胃潰瘍を防ぐ、漢方薬「麻黄湯」である。

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン