そうして、インターネットで見つけた「サイクルボランティア・ジャパン」に入会。活動を始める。
「自宅のある千葉地域で仲間を募り、視覚障害者の方に自転車の素晴らしさを知ってもらう活動を始めました。去年から千葉競輪場のリンクを借りて、タンデム(2人乗り)自転車の後ろに視覚障害者の方を乗せて走るイベントを、年3回開催しています」
「ボランティアに苦労はない」と板垣さんは言う。
「どんな人も、自転車に乗って風を感じると本当にいい表情になるんです。その顔を見ると、とても嬉しくなります」
【団体DATA】NPO法人「サイクルボランティア・ジャパン」:2008年、ハンディを持つ人に「自転車の楽しみ」を伝える目的で設立。2人乗り自転車を使ったイベントを定期的に開催。2011年にNPO法人化し、会員は100人を超える。
※週刊ポスト2017年10月13・20日号