国内

公明中心に自民、希望連立の場合 山口総理誕生の可能性は?

「山口那津男総理」の本当の確率は(写真:時事通信フォト)

 今回の解散総選挙はまさに“何でもあり”的な様相を呈している。突如として小池百合子氏が「希望の党」の設立を発表したかと思えば、民進党の一部議員が同党に合流。その他にも様々なドラマがあったが、“何でもあり”という状況は、“絶対にない”と言われてきたことが現実になるということでもある。公明党のトップが「総理の椅子」に座るという仰天事態も、またしかり──。

〈希望が、ゆきわたる国へ。〉というキャッチコピーが大きく書かれたポスターがある。そこに写っていたのは、希望の党の小池百合子代表ではなく、山口那津男・公明党代表だ。

 この公明党のイメージポスターは昨年6月、参院選用に採用されたものだった。ひょっとすると、小池氏はポスターを見て、ひらめくものがあったのかもしれない。

 しばらく街中に貼られていたポスターは、総選挙前に一斉に姿を消したが、小池氏は総選挙後の首班指名について、「山口那津男さんがいい」と語り、「国政でも連携していけると思っています」と踏み込んだ。

 都議会与党の公明党へのリップサービスとも、自公選挙協力への揺さぶりが狙いともいわれるが、政界で「山口首相」が誕生する可能性を正面から議論されたことはない。

「公明党の首相はあり得ない。そもそも公明党は選挙で過半数を取ることを狙っていないし、福祉と平和という政策を推進するために政権にくっついているだけで、国政を取り回すことは考えていない」(政治評論家の有馬晴海氏)

 それが“政界の常識”である。しかし、民主党代議士経験を持つ政治評論家・木下厚氏の見方は違う。

関連記事

トピックス

千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン