国内

公明中心に自民、希望連立の場合 山口総理誕生の可能性は?

「山口那津男総理」の本当の確率は(写真:時事通信フォト)

 今回の解散総選挙はまさに“何でもあり”的な様相を呈している。突如として小池百合子氏が「希望の党」の設立を発表したかと思えば、民進党の一部議員が同党に合流。その他にも様々なドラマがあったが、“何でもあり”という状況は、“絶対にない”と言われてきたことが現実になるということでもある。公明党のトップが「総理の椅子」に座るという仰天事態も、またしかり──。

〈希望が、ゆきわたる国へ。〉というキャッチコピーが大きく書かれたポスターがある。そこに写っていたのは、希望の党の小池百合子代表ではなく、山口那津男・公明党代表だ。

 この公明党のイメージポスターは昨年6月、参院選用に採用されたものだった。ひょっとすると、小池氏はポスターを見て、ひらめくものがあったのかもしれない。

 しばらく街中に貼られていたポスターは、総選挙前に一斉に姿を消したが、小池氏は総選挙後の首班指名について、「山口那津男さんがいい」と語り、「国政でも連携していけると思っています」と踏み込んだ。

 都議会与党の公明党へのリップサービスとも、自公選挙協力への揺さぶりが狙いともいわれるが、政界で「山口首相」が誕生する可能性を正面から議論されたことはない。

「公明党の首相はあり得ない。そもそも公明党は選挙で過半数を取ることを狙っていないし、福祉と平和という政策を推進するために政権にくっついているだけで、国政を取り回すことは考えていない」(政治評論家の有馬晴海氏)

 それが“政界の常識”である。しかし、民主党代議士経験を持つ政治評論家・木下厚氏の見方は違う。

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン