『黙殺』カバーに載る「その他」候補者ほど低投票率に危機感抱く


──投票率上昇は、選挙結果を変えると思いますか?

畠山:投票率が上がったからといって、投票に行く人の投票先の比率がガクンと変わるとは言い切れないですね。でも、異常ですよね。税金を払っていて、税金の使い道を決める人たちを選ぶ選挙に、有権者の半分くらいの人たちが行かないというのは。地方議会になると、そもそも候補者が定員割れするところがあるほどなので、社会の変化にあわせて、選挙制度を変えないといけない時代になってきているのではないかなと思います。

──たとえば、どんな点が時代にそぐわないと思いますか?

畠山:選挙権は18歳以上になりましたけど、被選挙権は下げられていない。若者には選挙に出るという選択肢はないのかと思います。

 それに、社会の人口構成でみたら、いまの政治家の人たちはすごくいびつだと思います。いま選挙に出られる人は自営業か、もともと政治家の家に生まれた人が多い。会社員の立場で立候補して、サラリーマンの気持ちが分かる人って、なかなかいないんですよね。サラリーマン出身を強調する人ほど、現実には実務経験がなかったりするのも不自然です。男性と女性の比率にも偏りがあります。もっと色々な立場の人が選挙に出やすい仕組みに変えていくのがよいと思っています。

──偏りがあるとネットで批判されることが多い選挙報道は、変われるでしょうか?

畠山:テレビなど時間の制約が大きいメディアがすぐに変わるのは難しいでしょう。でも、僕がネットとかでやったようなやり方で細々と報道を続けることには、きっと意味があると思って続けています。影響力が大きいメディアは強いからといって何もしなかったら、何も伝わらない。

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