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相撲協会内紛で横綱・白鵬の存在感が増している

日馬富士引退だけでは終わらない(写真:時事通信フォト)

 10月の鳥取巡業中に起きた平幕力士・貴ノ岩への暴行事件の“実行犯”として横綱・日馬富士は引退に追い込まれた。ただ、日馬富士の“退場”で事態の幕引きというわけにはいかない。

 貴ノ岩の師匠である貴乃花親方は10月中に警察に被害届を提出。当局の捜査に協力する一方、協会の調査への協力要請は再三にわたって拒否してきた。八角理事長との対立は深まるばかりで、「日馬富士の引退を受けても、貴乃花親方は被害届を取り下げるつもりはない」(日馬富士の後援者)とみられているのだ。

 対立構図はむしろ複雑かつ深刻になっている。

◆理事長に“人事勧告”

 日馬富士が引退を表明する前日(11月28日)、八角理事長は十両以上の力士62人を招集し、再発防止のための「講話会」を実施した。その会場で、挙手して質問をぶつけた力士がいた。

「ひとつ、(質問して)いいですか? 巡業部長を代えたりしないんですか?」
「貴乃花巡業部長が行くのなら、(12月3日からの)冬巡業には行きたくありません」

 質問者は、最前列中央にいた横綱・白鵬だった。

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