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1月場所 鳥取城北高校OBをめぐる因縁の取組

安美錦vs石浦の取組は見もの(時事通信フォト)

 日馬富士の暴行事件が発覚して以来、貴乃花親方と八角理事長(元横綱・北勝海)は、土俵上のぶつかり合いより激しい権力闘争を繰り広げてきた。この闘争は、土俵の上にも影響を及ぼしそうだ。1月14日に初日を迎える初場所では、暴行事件をめぐる遺恨が、横綱・白鵬や貴乃花部屋を中心に「因縁の取組」を生み出す。

【安美錦vs石浦】(初顔合わせ)

 先場所、8場所ぶりに幕内に復帰した39歳の安美錦。「同じ伊勢ヶ濱部屋の後輩・日馬富士の引退を一番悲しんだ力士」(後援会関係者)といわれる。

 一方の石浦は白鵬の内弟子。父は鳥取城北高校の相撲部総監督で、事件当夜は親子でその場に同席していた。「安美錦からすれば、“恨み”をぶつけるなら石浦」(同前)という状況だ。

【照ノ富士vs石浦】(初顔合わせ)

 事件に居合わせた鳥取城北高OB2人。元大関の照ノ富士が番付を大きく落とし、対戦が実現しそうだ。

「貴ノ岩への暴行があった後、照ノ富士は正座させられた上で日馬富士から説教を受け、頬を張られた。それに照ノ富士は『ごっつぁんです』としか返せなかった。一方の石浦は動転したのか、貴ノ岩を店から送り出す時に『(日馬富士は)ビール瓶で殴ったと思う』と告げ、情報を錯綜させた。現場で翻弄された2人がどんな顔で土俵に上がるのか」(ベテラン記者)

※週刊ポスト2018年1月12・19日号

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