ライフ

港区女子のタクシー代事情 もらうよりあざとい「返す女」

現役港区女子が男と女の駆け引きを綴る

 実業家や業界人といったハイスペック男性をつかまえるべく、夜な夜なキラキラした飲み会を開く「港区女子」。現役の「港区女子」で、「月間100人」の合コン経験を通じて多くの男性を見てきたコラムニストの吉川リサコ氏が、そこで繰り広げられる男と女の「タクシー代」をめぐる駆け引きをリポートする。

 * * *
「港区女子」の中には、男性たちとの飲み会の後にもらえるタクシー代を生活費にまわしている子が結構いる。その手法は、帰る場所を「千葉」だの「横浜」だのと偽って2万~3万円をもらい、ワンメーターで降りて残りをお小遣いにするというものだ。

「ワタシ今日、実家に帰らなきゃで、横須賀なんですぅ」

 これを聞いて、あざとい女、がめつい女だと感じる人も多いだろう。だが、そんなあなたはまだまだピュアである。タクシー代で3万円もらうのは確かに効率は良いが、本当にあざとい女は、タクシー代をもらって帰り、後日“お釣り”を封筒に入れて返すのだ。全額封筒に入れて返す女もいる。

「この前はありがとうございました~! これ、タクシー代のお釣りです」

 この一言を添えて渡すだけで、普段お金をバラ撒くばかりの男たちには、「この子はキチッとしてる」と印象づけられる。さらには「この前ご馳走になったから、これお礼です」なんて小さい手土産(お菓子など消えるもの)なんて渡したら、好感度は上がる一方である。それが港区女子にとってはさらなるリターンにつながる。

 ずっと独身を貫いてきて、2016年12月に結婚したことを発表した芸人の有田哲平氏もテレビで言っていた。今の奥さんと結婚を意識した瞬間は、「飲み会でタクシー代を配るじゃない? みんなありがとうございます~って1万円もらって乗って、角曲がって降りたりしてるわけ。けど奥さんは違ったの、私の意思で飲みに来ていて私の意思で楽しんでるから、タクシー代とかやめてくださいて言ったの。それ聞いて感動して」と。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン