日比谷:スク水(スクール水着)も辛かった。恥ずかしくて母親にカップを入れてといえなくて、胸ポッチになって周りが変な空気に。しばらくの間、内緒で絆創膏をニップレス代わりにしていたの。
吉田:大人になってからも大変。満員電車では、周りに気を使って胸の前に必ずバッグを抱えて乗っているし、飲み会では胸が重くてテーブルに乗せたくなるんだけど、ストレートにやると引かれちゃうから(笑い)、テーブルの上で腕を組んで、何食わぬ顔でそこに胸を乗せてる。
日比谷:家で一人の時はストレートに乗せてる(笑い)。テーブルに乗せると、“ソレ”がいかに重いか実感できる。電車といえば、一度オジサンに胸を掴まれたことあるわよ。ガラガラだったのに、座っている私の前に立っていて、変だなあと思っていたら、ドアが開いた瞬間にガシッて揉まれた。
吉田:ヒドーい!! そんなオヤジ、許せない。考えてみると、胸が大きいことのメリットって、あんまりないかも。洋服のサイズは合わないし、ブラのバリエーションも少ない。胸が大きいからといってモテるわけでもないし(笑い)。
日比谷:でも、巨乳の子は皆優しい。グラビア業界に入る前は、胸の大きさに応じたヒエラルキーとかがあって、意地悪されたりするのかなって心配だった。
吉田:苦労してきたから、小さいことにこだわらないのかも。胸も大きいけど、心も大きいの!!
撮影■江森康之 取材・文■岡野誠
※週刊ポスト2018年1月26日号