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貴乃花親方の理事選不出馬情報出るが“陽動”との見方も

理事選に向けて緊迫は続く(時事通信フォト)

 張り手やカチ上げへの批判から不調に陥った横綱・白鵬、ケガからの回復が十分ではない横綱・稀勢の里がともに休場となった大相撲初場所。土俵の上だけでなく、場所後の日本相撲協会理事選をにらんだ勢力争いも激しさを増している。初場所2日目(1月15日)には、渦中の貴乃花一門が“今週、会合の場を持つ”という情報が関係者の間で流れた。

「それを掴んだ執行部派の関係者は“どこでやるんだ”“誰が来ているんだ”と、情報収集に躍起になっていた」(担当記者)

 4日目(17日)の打ち出し後に行なわれた会合で話し合われた中身についても、情報が錯綜している。

「会合と前後して“貴乃花親方は今回の理事選に出ないらしい”という情報が駆け巡った。貴乃花親方は解任処分を受けたものの、次の理事選への立候補は可能。

 ただ、当選しても、“反貴乃花”を鮮明にする池坊保子氏が議長を務める評議員会が承認しない可能性がある。そのリスクがあるから、代わりに同じ一門の盟友である阿武松親方(元関脇・益荒雄)を立てるつもりのようです」(同前)

 ただ、この情報自体が陽動であるとの見方もある。この会合には時津風一門を離脱して無所属になった錣山親方(元関脇・寺尾)ら3人の親方も参加していた。

「貴乃花親方はむしろ、正面からぶつかるべきという考えで、多数派工作を続けている。執行部に手の内を読ませないために“不出馬情報”を流したのではないか」(若手親方の一人)

※週刊ポスト2018年2月2日号

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