同名鑑を編集する日本スポーツ企画出版社副編集長・久保田市郎氏がいう。
「寸評には“一軍定着を目指す”“今季が正念場”といった常套表現がある。それはできるだけ使わずに、選手本人が出るテレビ、ラジオなどをできる限りチェックするといったことも含めて“ネタ”を集め、個々の選手の本当の姿を浮き彫りにしたいという思いで制作しています」
各社が苦労するのが「新外国人選手」だという。
「新外国人はキャンプ初日に来日しなかったり、キャンプ中に獲得が決まったりと去就がギリギリで明らかになる。来日スケジュールも分からず、メジャー時代の写真も手配できずと右往左往させられ、写真掲載を諦めたケースもありました」(名鑑を発行する出版社関係者)
※週刊ポスト2018年3月9日号