芸能

月9『コンフィデンスマンJP』 絶妙なのは東出昌大の扮装

扮装姿が話題のコンフィデンスマンJP(公式HPより)

 長澤まさみ(30)主演で、話題を集めている月9『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)。視聴率こそ一桁台に低迷しているが、専門家の間での評価は高い作品のひとつだ。コラムニストのペリー荻野さんがその意外な見どころについて解説する。

 *    * *
 そんなわけで久々に「フジテレビがドラマで攻めてきた!!」と楽しいのが、月9『コンフィデンスマンJP』である。
 
 脚本が『リーガルハイ』の古沢良太でネタが「詐欺」ともなれば、しゃべくりとパロディとどんでん返し満載になるに違いないと思っていたが、それはドンピシャ。さらには「詐欺」には欠かせないコスプレも気持ちいいほどやりたい放題である。
 
 主役の三人、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)はコンフィデンスマン=信用詐欺師。架空の空港まで作り、大勢の子猫ちゃん(エキストラ)まで仕込んでしまう、とてつもない規模の仕掛けを用意して、大物たちから億単位の金をだまし取るのが彼らのやり方だ。

 第1話では冒頭から、ダー子が着物姿で裏賭博場オーナーとなって現れ、片肌脱いで丁半賭博の壺を振る。かと思えば、国税局の査察を装うため、「どう見ても『マルサの女』の宮本信子だろ」というおかっぱ頭で出てきたり、すらりとしたCA姿で颯爽と歩きながら、裏の顔を持つゴッドファーザー(江口洋介)の違法な現金輸送に加担してみせる。

 第2話では銀縁眼鏡のがり勉女史の格好で入社試験を受け、「着物で三つ指つけば、おもてなしだと思ってる」などと言い放ち、まんまと悪徳リゾート会社社長(吉瀬美智子)に接近した。

関連記事

トピックス

永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン