芸能

プリキュア新シリーズ テーマは「子育て」、大人も驚くその内容

『HUGっと!プリキュア』のテーマは「子育て」(公式HPより)

 子供たちに人気を呼んでいる『プリキュア』シリーズ。2月から始まった、その最新作が「子育て」をテーマにし、話題を集めている。大人も驚くその内容について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 日曜の朝、子供たちを夢中にさせてきたアニメ『プリキュア』シリーズは今年15周年。現在は、『HUGっと!プリキュア』が放送中だ。このシリーズを最近見ていなかった私は、驚いた。なんとこの『HUGっと!』のテーマは、「子育て」なのである。HUGは、ハグとともに「育む」のハグでもあるらしい。気づかなかった…。

 主人公の野乃はなはラヴェニール学園の中学2年生。ある日、彼女は世話係のハムスターとともに天から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と出会い、この子を守る気持ちから元気のプリキュア「キュアエール」に変身できるようになる。彼女は同級生の「キュアアンジュ」の薬師寺さあや、「キュアエトワール」の輝木ほまれとともに人々から未来を奪う悪の企業クライアス社と戦うのだ。

 3人はピンク、ブルー、イエローと色分けされ、輝くコスチュームでクライアスの怪物をやっつける。キラキラのアイテムとプリキュアの伝統ともいえるカッコよさは健在。しかし、ふだんは、愛らしいはぐたんのお世話にも忙しい日々なのだ。先日は、はぐたんが戦いの余波を受けて発熱し、3人は必死で看病する。そのはぐたんのおでこには、ぺったりと熱とりシートが。さらに「歯が生えた」と喜んだり、離乳食を作ったり。描写が細かい。番組ファンの子供たちの親世代からも共感を呼んでいるに違いない。

 さらに面白いのは、世話係のハムスター(名前はハリハム・ハリー)がなぜか関西弁をしゃべり、ここいちばんのときには突如として二枚目男子に変身して、はぐたんを抱っこひもで抱えながら、3人の戦いを見守るということ。しっかりイクメンもキャラクターに用意しているところが心憎い。ならば、ハムスターに戻ったりせず、ずっとイクメン姿のほうが便利なのではと思うのは、現実にまみれた大人の見方なんでしょうね…。

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト