「進次郎の勉強会には有能な官僚出身の若手議員が集まっている。彼らは霞が関のバックアップを受けて秋の総裁選で安倍政治を終わらせ、自民党の世代交代を図ろうと考えている。総裁候補たちにそれに乗るかどうかの踏み絵を迫ったわけだ。安倍総理がその流れを止めるために解散・総選挙を打つなら、別のチーム、つまり自分たちが自民党内での政権交代を掲げて総選挙を戦うつもりだろう」
安倍首相は憲法改正に必要な衆院3分の2の勢力を失うことになっても、スキャンダル隠蔽と政権維持のための解散をにらんでいる。だが、首相が解散の「か」の字を口にした瞬間から、自民党大乱の火の手が上がる。
※週刊ポスト2018年5月18日号