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庶民に優しいネット銀行は? GMOやローソンなども新規参入

ATM手数料は再び有料化の方向へ

 GW連休谷間の5月2日、新生銀行から庶民にとって残念なお知らせが発せられた。今年10月から、ATM(現金自動預け払い機)での引き出し手数料無料を改定し、時間や曜日に関係なく一律に税込み108円と有料化するというのがそれだ。

 同行では2001年から引き出し手数料を24時間365日無料にしてきたが、マイナス金利下で銀行経営が圧迫を受ける中での今回の改定、一般庶民にとってはまさに“改悪”。この施策、少額預金者は他行へ預金を預け替えたり解約をしてほしいと言っているに等しい。実際、預金残高が常時100万円を上回っている預金者に関しては、これまで通り手数料は無料だからだ。

 ここ1、2年、マイナス金利やキャッシュレス化の影響はボディーブローのように効き、ATMの引き出し手数料の無料回数を減らしたり、預金残高や金融商品の取引残高の多寡に応じて優遇ステージを変える銀行が増えるなど、庶民にとってはきつくなるばかり。

 長年、引き出し手数料無料できた新生銀行でこれだから、三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンクは言うまでもない。ATMの運営コスト削減のため、共通利用しようという動きも報じられているが、利用者の手数料負担が減るかどうかは分からない。

 現時点で、引き出し手数料や振り込み手数料においてどの銀行がお得なのだろうか。野村、大和、SMBC日興といった大手証券よりネット証券のほうが断然、手数料安が安いのと同様に、銀行もネット銀行のほうが総じて庶民に優しいといえる。

 そこで、ここからはしばらくネット銀行別にお得度を見ていこう。

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