国内

麻原らオウム確定死刑囚「6月執行説」の根拠と上祐氏の懸念

刑が確定して11年以上の月日が流れた(時事通信フォト)

 オウム真理教(現アレフ)の元教祖・麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚の周辺が慌ただしくなっている。

「5月中旬以降、『6月に麻原らの刑が執行される』との情報が司法記者クラブ内を駆け巡り、各社ともXデーに備えた厳戒態勢を敷いています」(全国紙司法担当記者)

 今年3月、東京拘置所に収容されていたオウム確定死刑囚13人のうち7人が全国の拘置所(支所含む)に移送され、「執行準備か」との観測が一気に広がった。死刑制度に詳しいジャーナリストの青木理氏の指摘。

「移送は、麻原1人でなく共犯のオウム死刑囚も同日執行するための措置と見られています。共犯事件の死刑囚は同日に執行されるのが原則。東京拘置所ではこれまで一日に最大で2件の死刑執行例があるのみです」

 各拘置所には刑場は1つしかないとされ、移送し分散させることで刑場を確保し、一斉執行に備えているという見方だ(法務省は「移送は執行とは関係ない」と回答)。

 そうしたなか、突如降ってわいた「6月執行説」。関係者たちが語る“根拠”は次のようなものだ。

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