「そもそも、様々な税制優遇を受ける公益法人のトップである人の身内が、その法人から報酬を得て仕事を請け負うことに賛成できないし、ガバナンス上、適切だとは思えません。そういう採用をすると、何か問題が起きた時に客観的な評価や説明ができるのかが担保できなくなる。たとえば、医師としての診察に疑念が生じた時に、会長や周りにいる理事がそれを指摘できるのでしょうか。その人の能力の有無は別にして、身内の採用は避けるのが当然です」
協会は、土肥氏がロシアにも帯同するかは「5月31日のメンバー発表に合わせて決定する。現時点では決まっていない」とした。西野ジャパンで“選考基準”が問われているのは、選手だけではない。
※週刊ポスト2018年6月8日号